概 要

ダム放流による河川水位の変動を知らせる警報を、的確なタイミングで、確実に行うことを目的とした警報システムです。
システムは下流域の規模によって決定されますが、ここに紹介するシステムは警報制御局 1、警報中継局 3、警報局 8、測水所 1 の比較的小規模なものです。
運用の形態は、河川水位変動時にはチャイム音、音声放送、サイレン吹鳴による「組合せ警報」を、平常時はチャイム音、音声放送を、スピーカーから定時又は任意に行う「平常時警報」となります。

特 長

1.システムの構成は図に示すように、ダム管理所に警報制御局、下流の河川周辺に警報中継局、河川内に測水所を設け、警報可聴地点に警報局を設置します、警報制御局で運用管理を集中して行い、さらに履歴の記録保存、帳票の出力印刷を行います。
2.制御方式は「系統制御」、「個別制御」、「一斉制御」、「定時制御」の機能を備えています。
3.警報制御局と警報中継局間は、内蔵の情報伝送装置により通信を行い、警報制御と状態監視を行います。
4.警報時は集音マイクでモニターを行い、故障時は監視操作卓にアラーム表示を行うと共に、モーターサイレンが故障した場合は、スピーカーによるサイレン疑似音を自動吹鳴してバックアップします。
5.警報中継局は内蔵の直流無停電々源装置により、停電時も確実な警報を行います。

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