概 要

発電取水を目的とした中小規模のダム、えん堤、水路等を対象として、取水設備を自動制御で一元管理するためのシステムです。
システムの規模は、基本的な考え方が取水口単位となり、貯水ダム 1 ヶ所、取水庭、沈砂池が各 1 ヶ所、上下流測水所各 1 ヶ所、制御ゲート 10 門程度となります。
運用の形態は、自動制御盤が各センサから収集した情報に基づいて演算を行い、制御モードを決定の上、義務放流量、認可取水量等を維持しつつ、最適な取水処理を行います。
制御モード、収集情報、ゲート状態等の遠隔監視情報は、リアルタイムで管理所に送信します。

特 長

1.主制御モード(メインルーチン)は以下の通りです。
〔取水待機制御〕、〔取水再開制御〕、〔義務放流制御〕、〔取水一定制御〕、〔ダム放流制御〕、〔取水停止制御〕
2.副制御モード(サブルーチン)は以下の通りです。
〔支障確認制御〕、〔故障補償制御〕、〔塵芥処理制御〕、〔堆砂処理制御〕
3.演算制御部は、汎用品の工業用 PLC を使用し、高い信頼性、長寿命、優れた保守性を確保しています。
4.管理所からの遠隔操作により、各種設定値の変更が可能です、又、必要があれば管理所からの遠隔手動によるゲート操作も可能です。
5.運用履歴は時系列に記録保存されますから、後日の解析検証を容易に行うことができます。

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