概 要

各所に設置された、水文気象観測局のデータを遠隔監視するための、集中監視システムです。
システムの規模は、大型ダムの観測局 3 個所と流域の観測局 4 個所を対象としています。運用の形態は、各観測局の観測データを、ダム管理所に設置された気象観測装置で収集して表示し、さらにハイブリットレコーダ又はペーパレスレコーダに記録すると共に、データ変換をして、情報伝送装置(CDT)で総合制御所に伝送し、監視操作卓にリアルタイム表示します。

特 長

1.監視制御装置の管理対象となる、取水管理設備の運用情報は、リアルタイムで収集、記録、保存されます、これらの保存データは時系列に溯って表示させることができます、又、帳票の作成、出力、印刷も可能です。
2.故障、異常が発生した場合は、監視操作卓に警報表示してオペレータ・コールを行います。
3.監視操作卓より、必要に応じて自動制御盤の設定値変更や、ゲートの遠隔手動操作が可能ですが、現在の運用方法は自動制御モードの強制変更のみ遠隔操作で行うことができます、又、ダム放流モードに移行する場合はオペレータ・コールで知らせ、運用担当者の許可があって初めて実行処理します。
4.情報伝送路は私設メタル回線を使用していますが、一部を除き、充分な通信速度を確保して、順調に運用しています。

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