概 要

重要な施設や、危険の伴う複数のヤード内をテレビカメラで常時監視を行い、侵入者が居ると確認した場合は、退去を促す警告放送を自動で行うと共に、管理個所にアラームを発報する集中監視システムです。
ここに紹介するシステムは、水力発電所の余水吐口周囲への立入者を監視する目的で設置されたもので、その規模は余水吐口 5 個所を総合制御所で集中監視しています。
立入者が確認されると、総合制御所の監視操作卓では警報音によりオペレータコールを行い、ディスプレーで立入者の映像をモニターすることができます、音声合成による自動の警告放送を行っても退去しない時は、監視操作卓よりの指令で任意の音声合成放送や、監視員によるマイク放送ができます。

特 長

1.テレビカメラのレンズを選択することで、監視範囲や用途を多様に設定できます、又、赤外線カメラを使用することで、夜間の監視にも対応できます。
2.音声合成による放送内容は複数内蔵できますから、ケースに合わせた最適な放送を行うことができます。
3.監視操作卓では立入者確認時の映像を録画保存することができます、又運用履歴も時系列に記録保存できますから、後日の検証が容易です。
4.情報伝送路は、総合制御所-警報監視局間の距離が長いことと、高品位の映像を伝送するために専用の光回線を使用していますが、他の伝送路でも構築は可能です。

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